2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リシュリュー館での2週間 その3

この2週間では綴じの練習も行いました。 支持体がコードのもの、テープのもの、支持体なしのものです。 支持体がないものはアラブ綴じです。 コード綴じはコードが1本のもの、2本のものがあり、コードへの糸の絡め方も数種類あります。支持体があるものは…

リシュリュー館での2週間 その2

こちらの図書館では書簡や挿絵、楽譜などそこそこのサイズの1枚ものが多数あります。 それらは1枚ごとに紙で足継ぎをして、それから丁にして綴じ表紙をつけます。 私が実際の資料で実習させていただいたのはたった4枚の楽譜をハードカバーの本にするとい…

リシュリュー館での2週間

トルビアック館で4日間の図書館製本と補修製本の準備の研修の後は、リシュリュー館での研修でした。 リシュリュー館は年明けに本格的な研修をさせていただきますが、今回はまず2週間だけ、「Plaçure」の研修でした。 「Plaçure」は適当な日本語訳はないので…

館内補修の準備

図書館製本の準備の後は補修製本の準備の研修でした。こちらは4名で担当しています。 補修も一部は外注に出しています。またトルビアック館だけでなく、郊外にある保存施設内のアトリエなどに振り分けられます。補修に出すものも補修から返ってきたものもど…

外注製本の準備

研修のスタートは外注製本の準備の部署からでした。 フランス国立図書館(以後BnF)では、図書と逐次刊行物の両方を外注製本に出しています。 まず、資料を持っている所管課で製本に出したい本を選びます。 1年間に製本に出す冊数は決められていて、スケジ…

はやいもので

一ヶ月が経ちました。 ほんとうにあっと言う間でした。 なのに研修内容をきちんとお知らせしておらず、永田町方面よりそろそろ内容もというお声をいただきましたので、今後はどのような研修をしているかをお伝えしたいと思います。 研修お願いするにあたり、…