2010-01-01から1年間の記事一覧

 報告会をいたします。

このたび、日本図書館協会会館におきまして、1年間にわたる研修の報告会をさせていただくことになりました。 日時 12月9日(木) 18:30〜20:30 場所 日本図書館協会2階研修室 〒100-0033 東京都中央区新川1-11-14(東京メトロ茅場町駅より徒歩5分) http://…

帰国いたしました!

ご報告が遅れましたが、9月1日に無事帰国いたしました。 そしてあっという間に一ヶ月が経ってしまいました。 カナダの研修の記事を書かないまま帰国の報告になってしまい、大変申し訳ありません。 カナダでの研修内容も追って(このブログで?)お伝えした…

カナダに入りました。

たいへんご無沙汰しております。 10ヶ月のフランスでの研修を無事終え、カナダに入りました。 カナダに来るのは初めてなのに、下調べを全くせずにおりまして・・・。 「7月1日は何時にお伺いすればよろしいですか?」と研修先にお尋ねしましたら、 「7月…

郊外の保存センター

4月に入り、3週間はパリの郊外にある保存センターでの研修でした。 保存センターはパリの東、ディスニーランドパリ方面にあります。 パリから電車に30分程度乗り、その後さらにバスに乗ります。 駅前は新興住宅地で、駅を離れると企業の工場や配送センター…

人生で最初で最後の!

またまた更新が滞ってしまいました。 3月末まではリシュリュー館で研修をしておりました。 革装本を革で修復するという内容なのですが、教材の一つとして与えられた資料がなんと15世紀の手稿本。 15世紀の手稿本を修復するなんてたぶん私の人生において最初…

表紙の角を補修する 2

角を補修した後、欠けてしまった装飾も継ぎ足します。ただし、まったく同じものでないと継ぎ足しはしません。 リシュリュー館には5000種類の箔押しの型があります。それでも合致しないものもあります。 今回の私の資料の場合、外側の2重線は合うのですが、…

表紙の角を補修する

前回お伝えしました、革漉きの練習の後、いよいよ実際の本の補修に入ります。 18世紀の革装本です。 余裕がなくて、うまく写真がとれていません。申し訳ありません。まず、ボードの欠損を補修します。 そこに練習の成果の革をはめ込みます。これは漉いた状態…

革装本を革で補修する その前に・・・

年が明けてからは再びリシュリュー館に戻ってまいりました。 そして第2のヤマバである、革装本を革で補修するという研修に入っております。まず3冊の資料を研修用にいただきました。全ページのクリーニングからはじめます。 続きまして修復に・・というわ…

和紙で革装本を補修する

前回ご紹介しました、革装本の和紙での補修を今回は少し細かくご説明させていただきます。 BnFのHPには写真入りで方法を説明したファイルがあります。 http://www.bnf.fr/pages/zNavigat/frame/infopro.htm?ancre=conservation/conservation.htm の fiches p…

今年もよろしくお願いいたします

遅ればせながら・・。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の目標は「ブログを頻繁に更新する!」です。 内容はまだ昨年の内容です。 11月から年末にかけては、私の研修の第一のヤマバである、「革装本を和紙で補修する」という研修でありました。こ…